三段跳びはなぜ三歩で跳ぶのか?陸上の謎競技三段跳びの由来

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陸上競技は古代オリンピックから行われており、走る・投げる・跳ぶの単純な動作でほとんどが構成されている原始的なスポーツです。
トラック種目は走るだけ、投擲種目は投げるだけなのですが、跳躍種目のなかには『三段跳び』という謎の種目があります。

ってことで今回は
三段跳びはなぜ三歩で跳ぶのか?三段跳びの由来
についてご紹介。
かつては日本のお家芸と言われ、ホップ・ステップ・ジャンプと言えば三段跳びだということはわかると思います。しかし、一般人で三段跳びがどんな種目なのかを知っている人はほとんどいないでしょう。
今回は陸上のなかでも競歩と並ぶ謎の種目である三段跳びの由来についてご紹介します。

 

 

そもそも三段跳びとは?

まず、前知識として三段跳びがどんな競技なのかを知っておかなくては話になりません。
管理人は三段跳び専門でやっていましたが、陸上部であっても三段跳びについて全然知らない人はけっこういるマイナーな種目です。
三段跳びは走り幅跳びと非常に似ていて、砂場や助走路は幅跳びと同じものを使います。しかし、踏み切り板の位置が幅跳びでは砂場から2mの位置にあるのに対し、三段跳びは踏み切り板から砂場まで13mもあります。大会のレベルによって板の位置は9mや11mの場合もありますが、13mが基本です。
踏み切り板から砂場まで13mということは当然一歩では届かないため、ホップ・ステップ・ジャンプの3歩で跳んで着地までの距離を競います
この時、ホップとステップは同じ足でジャンプは逆足で跳ぶのがルール。つまり、右・右・左左・左・右で跳ぶかのどちらかになり、1歩目と2歩目はケンケンになります。
動画をみればわかるはず↓

これが三段跳びなのですが、謎ポイントが2つあります。
・なぜ3歩の距離を競うのか?
・なぜ右右左のようにケンケンするのか?
単純な種目が多い陸上において複雑で意味不明な三段跳びが正式種目になっている理由はなんなんでしょうか?

 

三段跳びはなぜ三歩?起源は諸説あり!!

実は、三段跳びがなぜ今の形になったのかは謎なんだそうです。正確なところはわからないというのが三段跳びの起源。
ただ、三段跳びの起源についてはいくつか有力な説があり、ここでは3つほどご紹介します。
①少ない歩数で川を越える競争説
②ホップスコッチ(ケンケンパ)説
③3回で競われる幅跳びが1回にまとまった説
個人的には③の説が一番説得力あると思っていますが、一般には①と②が有力みたいです。

①少ない歩数で川を越える競争が三段跳びになった説

これは棒高跳びと混同している感じなので間違った説な気がします。
何歩で川を越えられるか?がだんだんと競技化していったという説で、たしかにそういうお祭りあります。しかし、これは棒高跳びの起源に重なるところがあります。
また、そもそも足を着いたら川越えられないでしょ。っという問題も。
そして決定的なのは三歩』である必然性が全くないこと。幅跳びの起源ならこれでいいかもしれませんが、三段跳びの起源としてはちょっと疑問。

 

 

ホップスコッチが三段跳びになった説

『ホップスコッチ』というとなじみがないですが、日本には明治時代に『ケンケンパ』として伝来した遊びです。

たしかに三段跳びとケンケンパは動きが非常に似ているのでかなり説得力があります

ホップスコッチ自体は子供の遊びなのですが、古くは古代ローマ時代でも行われていたという伝統のある運動で、脚力を測る体力テストとしても行われていたそうです。
現代の三段跳び陸上の種目のなかで最も接地の衝撃が大きいとされていて、『脚力自慢』に一番近いのは三段跳びでしょう。
ただ、疑問なのはホップスコッチは距離を競うものではないということ。これが三段跳びに直接進化するにはちょっと無理があるかな?

 

 

3回の合計で競われていた幅跳びが1回にまとまって三段跳びになった説

管理人はこれが一番それっぽいと思っているのはこの幅跳びが三段跳びになった説です。
古代オリンピックでは走り幅跳びが行われていたとされているのですが、実際にはどのように競技が行われていたのかはよくわかっていません。
残っている『絵』では両手に重りをもって跳んでいる様子が残っています。

画像引用:https://maryongreece.weebly.com/olympics.html

古代の幅跳びは助走せず立ち幅跳びのような競技だったのかもしれないのですが、その記録は15mやら16mとかいうもので絶対に1歩の記録ではないのだそう。そんなことから古代オリンピックの幅跳びは3回の跳躍の合計の距離を競っていたと考えられているのです
言われてみれば、フィールド種目はなぜか3回の試技があります。これは古代オリンピックの名残りだと考えれば、三段跳びも古代オリンピックの名残で3歩になったと考えるのも合点がいきます。
そしてこれが、3回の跳躍の合計距離を競っていたのがどこかで1回にまとまって三段跳びになったという説になります。
かつては3本の合計を競っていた古代幅跳びが、1歩の距離を競う現代の幅跳びと、3歩の合計を競う三段跳びに分岐したということ。

まあ、結局のところはどれが正解かはわからないし、別の理由なのかもしれません。

 

 

右右左で跳ぶのはそういうルールだから!!

三段跳びはなぜ三歩か?それと並ぶ謎なルールがホップとステップは同じ足で跳ばなければならないというルール。
右右左もしくくは左左右の順でホップステップジャンプをするのがルールです。普通に考えれば右左右のように交互に足を出すのが普通ですが、何故かホップとステップは同じ足でなければなりません。
そして…
ホップとステップが同じ足の理由も謎なんだそうです。
謎多き競技、三段跳び。
由来が謎なのに三段跳びのホップとステップが同じ足なのは『それがルールだから』です。
三段跳びってなんでこんな風に跳ぶの?っていわれたら「そういうものだから」と答えるのが正しい回答。明確な理由を述べるのはむしろ間違いなのです。

ケンケンで跳んだほうが距離がでる?

一説には、ホップとステップを同じ足で跳んだほうが距離が出るため自然とそうなったという話もあります。
で、その説が有力とされているのですがどうでしょう?
個人的にはバウンディングのようにホップとステップは逆足にしたほうが跳びやすいし距離も出るような気はします。三段跳び特有の『潰れる』のはホップステップが同じ足であることが理由だし、ホップとステップを同じ足にしなくてはならないというのが三段跳びを難しくしている最大の原因だと思います。
たとえ一部のトップ選手がホップとステップを同じ足にしていたとしても、それをルールですべての選手に強制したというのはあんまり説得力がないでしょう。
実際、走高跳びは背面跳びが一番有利なのにベリーロールも認められていますし。

 






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