【陸上のルール】リレーのユニフォームはおそろいじゃないとダメ?の解釈を陸連が発表

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陸上はただ走るだけでルールもシンプルなのですが、なかには解釈を間違えると失格になるようなルールもあります。
なかでもわりとやっかいだったのがリレーのユニフォームに係るルール。コールの時に4人のユニフォームが同じおそろい(同じ)かどうかをチェックされて、ここで審判にダメって言われる場合があるんです。

ってことで今回は
リレーでは『同一のユニフォームを着用する』の解釈
についてご紹介。

ルールでは

〔国内〕 
全国的な競技会でのリレー競走においては、チームの出場者は同一のユニフォームを着用する。
出典:日本陸上競技連盟競技規則

となっているのがリレーのユニフォーム。普通に読めば、4人が同じユニフォームである必要があるってことです。
まあ、部活では同じチームなら同じユニフォームを着てるのが当たり前ですよね。

では、ユニフォームがランニングタイプとシャツタイプだったら?ブルマとハーフタイツだったら?
ルールに解釈の余地があったため、審判によってはユニフォームの形状まで同じであることを求める場合もあったんです!
現場では審判がダメって言ったらもうダメなので、そんな場合にはブルマを履きたくない選手でもブルマを履かなきゃいけないなんてことも。
しかし、日本陸連がこのルールの解釈を発表しました。

 

 

リレーのユニフォームは【デザインや配色が同一】ならOK!!

日本陸連が発表したの解釈はこれ(https://www.jaaf.or.jp/news/article/17826/

内容をザックリまとめると…
リレーでは4人が「同一ユニフォーム」を着用するルールになっているが、デザインと配色が一緒ならユニフォームのタイプは違っていも良いし、メーカーが違ってもOK。審判が同一チームであると判断出来るかがポイント。

っていうことです。まあ、まだ解釈の余地はある気がしますが…
今までは何を持って「同一」とするかは微妙だったのですが、今回の陸連の発表によってそこはわかりやすくなりましたね。
これまで無駄に指摘される可能性があった形状については、ユニフォーム形状はバラバラでOKなことが明確になりました。これが一番大きいですね。
また、部活では学年が変わるとユニフォームのメーカーが変わることもありますが、今まではこのような微妙な違いを指摘する審判もなかにはいました(まあいいかとはなりますが…)が、今回の発表によって、メーカー違いによる色の微妙な違いはOKって解釈になりますね。

っとはいえ、そもそもこのルールは「全国的な競技会」での話で、地方の大会なら指摘される必要はなかったんです(管理人も三段跳び用は普通のユニフォームと違う黒いタイツだったのですがそのまま走ってました)。
ただ、要項次第ではありますが地方の大会でも上下の色は4人みんなで揃えた方がいいですね。

 

シャツでもタイツでもワンピースでも配色が一緒ならOKなことが明確になった

今回の解釈で一番明確になったのは、ユニフォームの形状についてです。その一文が以下

※ユニフォームのタイプ
ランニングシャツ×ランニングパンツ、レーシングシャツ×レーシングタイツ(スパッツ)、ランニングシャツ×レーシングタイツ(スパッツ)、セパレートタイプ、ワンピースタイプなど、様々なタイプがあります。選手によって、これらの組み合わせが異なっていても、デザインや配色が同一であればルール上は問題ありません。
出典:https://www.jaaf.or.jp/news/article/17826/

前述のように、今まではコールの時に「形状違い」を指摘される場合がありましたが、これからは形状が違っても配色が一緒で同じチームであることがわかれば問題ないことが明確になりました。
今までは地方の大会では何も言われなかったのに全国大会になるとコールで怒られるってことがたまにあったんですが、心配が一つ減りましたね。

色がちょっとだけ違うのはダメ?はまだ解釈の余地がある

「配色が一緒」ってどこまでOKなんですかね…
胸スポンサーの違いは?日大のピンクタスキは?
今回の解釈だと『配色が違ったらダメ』とも読めるので、スポンサーの色が違ったりピンクタスキはダメって言われてもおかしくないですね。
これまでも明らかに審判から見て同じチームだとわかるのに指摘されていたのが問題だったわけなので、今回の陸連の発表も『同じチームであることが明らかにわかるならOK』だけでよかった気はします。

 

~今回のまとめ~リレーのユニフォームはデザインが一緒なら形状やメーカー違ってもいい!

今回は、いままで曖昧だったリレーでの『同一のユニフォーム』について陸連が解釈を発表した件をご紹介しました。
ルールでは全国大会ではリレーメンバーは4人が同じユニフォームを着用する必要があったのですが、いままでは同じシリーズのユニフォームでも形状が違うとそれを指摘されたり、メーカーが違うと何か言われることが実際にありました。
多分クレームが多かったんでしょうね。これについて、日本陸連が解釈を発表。

今回の解釈によると
デザインと配色が同一で審判が同一チームであると判断出来るならユニフォームの形状は自由
ってことが明確になりました。
ブルマでもタイツでもランパンでもランシャツでもTシャツでも、デザインが一緒ならOK。メーカーが違っても問題なし。
まあ、当然っちゃ当然でいまさら感はありますが、拡大解釈して指摘する審判はいましたので、これで不安要素が減ったのは嬉しいことです。

ちなみに、管理人も数年前、リレーに出るためにわざわざおそろいのユニフォームを友達と作りましたが、結局出ずに今に至ります。リレーが普通に組める学生時代のうちにリレーに出ておいた方がいいですよ。

 

 

 

 

 

 






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