2024年の年間最優秀選手はテボゴとハッサン!ワールドアスレチックスアワード2024が発表!!

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世界陸連は毎年『WORLD ATHLETICS AWARDS』として年間最優秀選手を発表しています!

ってことで今回は
2024年の年間最優秀選手は男子がテボゴ、女子がハッサンが選出!
をテーマにご紹介。

実績でいえばテボゴよりもデュプランティスやインゲブリクトセンの方が上と言えるでしょうが、管理人的にも24年の男子はテボゴの年だったように思います。世界記録や五輪2冠の実績はなくとも、テボゴの存在感はかなりのものでした。
女子のハッサンは五輪3種目でメダル。世界記録こそないものの、こちらも後世に語り継がれる偉業でしょう。

World Athletes of the Year for 2024

Watch the full 2024 World Athletics Awards show exclusively on Inside Track

授賞式はInside Trackで観ることができます。

まず、2024年のWorld Athletes of the Yearについて受賞者をご紹介。

カテゴリー 選手名 国籍 専門種目
年間最優秀選手 レツィレ・テボゴ ボツワナ 100m、200m パリ五輪(100m6位,200m1位,4継2位)
300m世界最高記録(30秒69)
シファン・ハッサン オランダ マラソン・他 パリ五輪(マラソン1位,5000m3位,1万m3位)
トラック レツィレ・テボゴ ボツワナ 100m、200m
シドニー・マクロフリン アメリカ 400mH パリ五輪2冠(400mH,マイル)
世界記2度録更新(50秒65,50秒37)
フィールド モンド・デュプランティス スウェーデン 棒高跳 世界室内1位
欧州選手権1位
パリ五輪1位
DLファイナル1位
世界記録3度更新(6m24,6m25,6m26)
ヤロスラワ・マフチフ ウクライナ 走高跳 世界室内2位
欧州選手権1位
パリ五輪1位
DLファイナル1位
世界記録更新(2m10)(37年ぶり!)
場外 タミラト・トラ エチオピア マラソン パリ五輪1位
シファン・ハッサン オランダ マラソン・他
ライジングスター マッティア・フルラニ イタリア 走幅跳 欧州選手権2位
世界室内2位
パリ五輪3位
U20世界記録(8m38)
センボ・アルマエフ エチオピア 3000mSC パリ五輪5位
U20世界選手権1位

テボゴは300mでこそ世界最高記録を出していますが、パリ五輪100mでは6位に終わっているので、実績でいえば世界記録連発のデュプランティスの方がすごいとは思います。

選考基準はよくわからないけど、テボゴの存在感はすごかった!


各カテゴリーの選出選手はそれぞれ歴代でみても最強クラスの選手と言えます。
ただ、今回はテボゴとハッサンが最優秀選手として選ばれました。なぜ?ってのはよくわかりませんが、テボゴに関して言えば管理にも同意かな?

テボゴの24年の実績をザックリまとめると…
100mは9秒86の世界歴代28位。
200mはパリ五輪優勝とDL4勝。19秒46(アフリカ新,世界歴代5位)は上にボルト、ブレイク、ライルズ、MJがいるだけ。
300mの30秒69はヴァンニーキルクの30秒81を上回り世界最高。
4継では世界リレー1位にはじまり、パリ五輪で2位に入りボツワナを銀メダルに導く。

最近の短距離はライルズを中心にアメリカ勢に注目が集まっていたのですが、ここにきてテボゴがかき混ぜてわからなくしてくれています。アメリカvsジャマイカの2強に対して、ボツワナの4継2位はけっこうな衝撃。その原動力は間違いなくテボゴです。
特にシーズン後半はダイヤモンドリーグでモナコ、ローザンヌ、シレジア、チューリッヒと200m4連勝。ロンドンとローマでは100mで3位,1位とかなりの強さを見せています。

でも、デュプランティスの方がすごくない?

陸上にはカールルイス、MJ、ジョイナー、ボルトそしてブブカという伝説級の選手がいます。
デュプランティスはその一角であるブブカの持つ記録を大きく更新し続けている生ける伝説
24年に関しては世界記録を3度更新と五輪連覇という最優秀選手と言って過言ではない活躍をしました。なんていうか、イヤーの枠を超えて殿堂入りしてる気がします。すごすぎて逆に選ばれないって言うか、デュプランティス選んじゃったらこの先10年ずっとデュプランティスになっちゃう可能性ある。

マクロフリン、マフチクもハッサンよりすごくない?

女子はハッサンが最優秀選手なわけですが、実績でいえばマクロフリンとマフチクの方が上でしょう。

マクロフリンの実績は…
パリ五輪2冠(400mH,マイル)、世界記2度録更新(50秒65,50秒37)。女子のヨンパーで50秒台なんておかしい記録なんですが、マクロフリンが走ると普通に出せちゃう感じになってる。

マフチクの実績は…
2m10の世界新記録(ステフカ・コスタディノヴァの記録を37年ぶりに更新!)、パリ五輪優勝。

どちらも伝説です。マフチクに至っては37年ぶりの世界記録更新ですからね。
ハッサンは記録に残るというよりも記憶に残る選手で、テボゴとハッサンどちらもそんな感じですかねぇ。

 

 

 






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