【初めての陸上スパイク】初心者向けスパイクはそのままだと大会で失格!?買ったら「9mmピン」に交換しよう

陸上競技で唯一必要になる道具が『スパイク』です。
陸上部に入ったら、まずはスパイクを買いますよね…でも、ここで一つ注意があります!
実は、
初心者向けスパイクを買ったら、そのまま大会に出てはいけません。
実は、最初から付いている12mmピンはルール違反なんです!レース直前に審判に指摘され、ピンを外したり、最悪の場合は失格になることも。
「え?新品なのに?」
と思うかもしれませんが、小中学生の大会では毎年のように怒られている選手を目にします。
先日もレース直前にピンを外すことになった子をみたので、注意喚起でこの記事を書いてます。
ってことで今回は
【初めての陸上スパイク】初心者向けスパイクは買ったままでは大会で使えない!
スパイクを買ったらまずは「9mm以下」の平行ピンに交換しよう!
をテーマにご紹介。
初めてスパイクを買った選手はもちろん、子どものためにスパイクを購入した保護者の方にも知っておいてほしいポイントです。
先に結論を言ってしまうと、
初心者向けスパイク(兼用スパイク)に付属しているピンは競技場では使えません!
大会に出るなら必ず7~9mmの競技場用ピン(シルバーピン)に交換してください。
初心者向けスパイクを買ったらピンもついてきますが、あのピンはルール違反のため大会で使えません。
ただし、『初心者セット』みたいになって競技場用のピンがセットで販売されていることがあります。
この場合は、スパイク自体についてくるピンと別に競技場用のピンがついているので、競技場では銀の方を付ければOKです!
初心者向けスパイクは「買ったそのまま」では大会で使えない!
注意喚起の記事なので最初に結論を書いておきます。
初心者向けスパイク(兼用スパイク)に初期装着されてる「12mmの土用ピン」は大会NG!
陸上はルールで「9mm以下」しか使えないから大会に出る前にピンに付け替えないとダメ!!
初心者向けスパイクを買ったときに付属しているピンはルール違反なので大会では使えません。嘘みたいな本当の話。
初心者向けスパイク(兼用スパイク)には、出荷時に12mmの「土用ピン」が装着されていることがあります。
しかし陸上のルールでは、使用できるスパイクピンは9mm以下(高跳び・やり投げは12mm以下)です。
付属の12mmピンはルールで使用NGなので、そのまま大会に行くと交換を求められたり出場できなくなったりする可能性があります。
スパイクを買ったら最初にやることは「ピン交換」

画像:買った状態の土用ピン(大会NG)と、競技場用の平行ピン(大会OK)
『初心者向けスパイク』を買うと、写真の左側の尖ったピン(アシックスだと金色/ミズノだと黒色)が付いてきます。
このピンは土用の長いピンのため、大会での使用はできません!
校庭での練習は土用ピンを使えばいいのですが、競技場に行く場合や、大会に出る場合にはタータン用のピンに付け替えなくてはいけません。
スパイクを買ったら、↓のような7~9mmの平行ピン(シルバーピン)も一緒に購入して付け替えておきましょう!
初心者向けスパイクを買うときに知っておくべきことは…
- 初心者向けスパイクに付属しているピンは、『長さが12mm』でルール違反だから大会NG!
- スパイクを買ったら7~9mmの銀色の平行ピンも一緒に買う!
- 競技場に行くときは銀色のピンに付け替える!
とりあえず、
「大会・競技場では銀色の平行ピン!」
と覚えておけば大丈夫です。
(厳密にいうとアタッチメントの有無でカラーかシルバーかが分かれているのですが、)
とにかく、スパイクを買ったなら競技場に行く前に「9mm以下」の銀色の平行ピンに付け替えてください!
ちなみに、土用ピンはアシックスは金色、ミズノは黒色の尖ったピンで、競技場用ピンは両メーカーとも銀色で先端が平たくなっています。
ピンはアシックスとミズノで互換性があるので、どちらのメーカーのピンをつけても大丈夫です。
互換性について詳しくは別記事で↓
実際に「12mmピン」で失格になることはあるの?
結論から言うと、
即失格になるかというと必ずしもそうではありません。ただ、ルール上は使用でません。
出走後に審判が気づいたり抗議があれば、当然失格になるでしょう。ルールですから。しかし、レース前に審判が気付けばピンの交換を求められますし、対応できなければ出場できない可能性があります。
小・中学生の多い大会では土ピンで競技している選手が必ずと言っていいほどいます。その選手たちが全員失格になっているかというと、実際はそうではないです。
審判が見逃していて失格にならない場合もありますが、それでもスポーツではルールを守ることが前提です。
小学生の大会は公認ではないので、どこまでルールを適用るかは大会次第ではあります。
なぜ失格になる?
初心者向けスパイクに付いてくる『12mm土用ピン』は長すぎるからルール違反!

画像:土用ピンは長い!長すぎてルール違反!!
なぜ初心者向けスパイクに付属してくるピンだと失格になるか?っというと、
初心者向けスパイクは土で使えるように土用の長いピンが付いていて、これがルール違反!
だからです。
写真を見てもらえばわかるように、初心者向けスパイクに付属している土用ピンはすっごい長いです。これはルール上限の9mmを超えているので、当然大会では使えません。
また、土用ピンはアタッチメント(オレンジのやつ)を付けるのでその厚み分ねじ山が長くなっています。
で、なぜ失格になってしまうような長いピンが付いてくるのか?というと、
土では長いピンを使っていたからその名残だと思います。
昔は土では長いピンを使うのが一般的だったからなのか、現在でも兼用スパイクには12mmピンが付属しているモデルがあります。
確かに、土で使うと9mmより12mmの方が刺さりやすくて安定感があるので走りやすいとは感じます。
だからといってルール違反の状態で売るなよ…せめて、初心者が間違えないように競技場用のピンも一緒につけてくれ。
っと現代人は思いますが、ついてくるんだからしょうがない。
こちらができることは、ピンを付け替えることだけです。
競技場のサーフェスは2種類あって、昔は土では長いピンが使えました…
実は、陸上競技場のサーフェス(表面の形状)には
- アンツーカ(土)
- オールウェザー(全天候型・タータン)
この2種類がありました。
令和の時代にはアンツーカはほぼ絶滅していますが、昔はオリンピックでもアンツーカの競技場が使われていました。
1964年の東京五輪がアンツーカで行われた最後の大会で、次の1968年メキシコ五輪からは全天候型のトラックが使われています。
そして、アンツーカでは長さ25mmまでのピンが使用できました。
これが元凶。その名残で、土用ピンは今でも長いままなのでしょう。
現在のルールではピンの長さは9mm以下に統一されているので、現在はどの競技場でも9mmを超えるピンは使用NGです。
しかし、「土=長いピン」というイメージがそのまま現代まで残ってしまっているのだと思います。
12mmピンは安定感とか以前の問題でルール違反だし、競技場で使ってしまうとサーフェスを痛める原因になります。競技場での使用はやめましょう。
ちなみに、昔はオールウェザーではニードルピンの使用がNGでしたが、今はニードルピンでもOKです。そのため、土用ピンが「尖っている」こと自体はルール上は問題ありません。あくまで、長さの問題です。なので、土用の9mmピンであれば問題はありません。
ルール違反に注意が必要なのは「初心者向け=兼用スパイク」だけ!

画像:左は初心者向けの『兼用スパイク』(ピン付け替え済み)。右の『専用スパイク』では平行ピンが標準装着。
陸上スパイクには大きく2種類あります
兼用スパイク
- 土でも使える(土/オールウェザー兼用)
- 初心者向け
- 12mmピンが付いている場合がある
専用スパイク
- オールウェザー専用
- 中・上級者向け
- 最初から競技場用の平行ピンが付いている
今回の話で問題になるのは、12mmピンが付属してくる『兼用スパイク(=初心者向けスパイク)』だけです。
専用スパイクはそもそも『オールウェザー専用』なので、最初から平行ピンが付いています。こちらはそのまま大会で使っても何も問題ありません。
そのため、ルールもよくわかっていない初心者だからこそ、この問題が発生してしまっているのです。悲しすぎない?
ルールを知らないのが悪いといえばその通りなのですが、まさか新品で買ったスパイクが大会NGとは思わないでしょう。
初心者向けなんだから、ルールに合わせたピンを付けといてくれよ。
大会に行って『ピンの長さ』でルール違反を指摘された場合の対処法
画像:「大会OK状態」の初心者向けスパイク。アタッチメントは使わずに平行ピンだけを付けます。
では、
「初心者向けスパイクのピンを付け替えずに大会に行って、審判に指摘された!」
という場合はどうすればいいのでしょう?
現場での対処法は2つあります。
- 平行ピンを誰かに借りて付け替える
- ピンを全部外して走る
- 大会運営の指示に従う
1は部活なら誰かしら平行ピンを持っていると思いますので、友達のスパイクのピンを外してもらって自分のスパイクに付け替えましょう。
その際、アタッチメントは使いませんのでそれだけ注意してください。写真の状態になっていれば、大会で使えます。
2は最終手段です。
ピンの長さがルールでNGなので、ピンを全て外してしまえば問題はクリア!
ピンがないと滑りやすくなるのでタイムは多少落ちると思います、意外とそれほどは滑りません。失格になるよりはマシです。
3は、例えば小学生だと陸連の公認ではないので、審判がOKといえばOKです。実際、小学生は20mmより厚いシューズで走っていたりします。長いピンは基本的にはダメでしょうが、なにか指示があるかもしれないので、それに従うようにしましょう。
ピンを外すならランニングシューズで走る?ランシューは「厚さが20mm」を超えていたら大会では使えない
「ピンを外すくらいならランニングシューズで走ればいいのでは!?」
っと考える人もいるでしょう。しかし、それはそれで別の問題が出てきます。
2024年11月以降は、『厚さ20mm』を超えるシューズは大会で使えなくなりました。
ほとんどのランニングシューズは20mmを超えているため、こちらのルールに引っ掛かってしまい大会で使えません。
ごく一部、「アディゼロRC6」のような20mm以内に収まっているモデルもありますが、初心者が履いているランシューはたぶんダメです。
そのため、ピンを付け替え忘れたならもう割り切ってピンを外しちゃった方がいいです。次からは気を付けましょう。
【まとめ】初心者向け兼用スパイクは『9mm以下のピン』に付け替えないと大会で失格になるぞ!!
今回は、
兼用スパイクに付属している12mmピンは大会で使えないから、9mm以下の平行ピンをスパイクと一緒に買え!!
っというお話でした。
初心者向けスパイクは土での使用が想定されているため、『12mm土用ピン』が標準装着されています。
が、このピンはルール違反なので大会では使えません!!
初心者だけがはまってしまう罠です。
スパイクを買ったら一緒に9mm以下の平行ピンを買いましょう!!
これはおすすめとかではなく、大会に出るなら競技場用のピンは必須です。そういうルールです。
ピンは7~9mmならどれでも大丈夫ですが、最近は7mmが主流です。
「ルール違反なのに、なんでメーカーは12mmピンを付けているの?」
それは知りませんが、土だと確かに長いピンのほうが安定しますし、昔は競技場によっては長いピンでもOKでした。ただ、今のルールは9mm以下です。
「初心者がそのまま使うと失格になるような状態で売られているのはどうなのよ!」っとは思いますが、売られているものはしょうがない。
できることは、ピンを付け替える。それだけです。
せっかく陸上をはじめた初心者が、「初心者向けスパイク」を買ったがゆえに失格になる…
なんて、残念すぎます。
もし、これを見ているあなたが学校の先生(顧問の先生)なら、大会前に注意してあげてください。そして、注意してもやらかす子がいますので、予備で1セットだけ7mmの平行ピンを持って行ってあげてください。
子供にスパイクを買ってあげた親御さんなら、一緒に平行ピンも買ってあげてください。
『競技場用のピン』にも細かく言うといろいろとあります。
ピンの種類についてはいくつか記事がありますので、詳しくは、是非そちらもご覧ください↓
FAQ
Q.よくわかりません!
スパイク単体で買うのではなく、『初心者セット』で競技場用のピンが付いているのを買えば大丈夫です。
今はわからなくても、そのうちわかるようになります。
Q.スパイクを買ってそのままでは大会に出られない?
兼用スパイクは、12mmのピンが付属しているのでそのままでは出られません。
専用スパイクは、9mm以下のピンが付属しているのでそのままで問題ありません。
Q.12mmピンで大会に出ている人を見たけど?
審判が気付いていない場合があります。しかしルール上は使用できません。
Q.土用ピンと競技場用ピンの見分け方は?
金や黒で先端が尖った「針ピン」が土用、シルバーで先端が平たい「平行ピン」が競技場用と考えて大丈夫です。
また、銀色で先端が尖った「ニードルピン」も競技場で使用できます。
平行ピンでも銀ではなく色が付いたものがありますが、これはアタッチメントを併用するタイプの競技場用ピンで、現在はほぼ使われていません。
Q. 銀色のニードルピンなら12mmでも使えますか?
いいえ。問題は形状ではなく長さです。
銀色の11mm平行ピンもありますが、高跳び・やり投げでは11mmまでが使用できます。
Q. 小学生の大会でもダメ?
大会によります。ただし原則はルールに則り9mm以下である必要があります。
Q. 練習だけなら12mmピンでもいい?
校庭など土のグラウンドなら問題ありません。ただし競技場ではサーフェスを痛めるので使用しないようにしましょう。
Q. 9mmより7mmの方がいい?
現在は7mmを使用している選手が多いですが、好みの問題です。ルール上は9mm以下であれば問題ありません。








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