部活が楽しくない?楽しく陸上をするためにやるべきことは?

雑記

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陸上やっていて楽しいですか?
部活が黒歴史になっている人は結構います。楽しいはずの陸上部が嫌な思い出になってしまっては人生もったいない。せっかくやるなら楽しくやりたい。

今回は
楽しく陸上をやるためにはどうすればいい?
ということについてご紹介。
今回はメンタル的なことを、次回は練習メニューについて紹介していこうと思います。

 

 

陸上を楽しむための方法を考える

陸上が楽しくないと感じるのはなぜなのでしょうか?
つまらないと感じているのにそのまま続けていたって状況はよくなりません。せっかくの大切な時間を楽しいものに変えるために頭を切り替えましょう。

『部活』の陸上と『競技スポーツ』の陸上は一緒であって別モノ

陸上をやっている人のほとんどが『部活』だと思います。そもそも中体連や高体連に所属していないと大会に出られません。
そのため、部活として競技スポーツをやっているわけですが、これは陸上に限らずほとんどの種目が同じ状況にあります。
しかし、本来は『部活』と『競技スポーツ』は別モノであるべきです
部活で競技スポーツをしてしまうと、この線引きがなくなってしまうことがあります。それが『練習が楽しくない』原因でしょう。
『部活』はスポーツを通した人間形成を目的としています
。そのため、順位や記録にこだわるのは手段であって目的ではないはず。大会で勝てなくても、みんなで一つの目標に向かって頑張った経験や、陸上に打ち込んだ経験が人生の財産となるのです。

一方、『競技スポーツ』は記録を出すことを目的としています。その過程で得るものはあるでしょうが、大会で上位に入ることが推薦をもらえたりプロ契約を受けられるという結果をもたらします。趣味であれば『人生の満足度』を高めることができます。

楽しくない部活はクソ

もしあなたが今、『部活楽しくない』と感じているのであれば、やり方や考え方を変えるか、一度部活を離れることをオススメします。
部活が楽しくなければ高校生活は楽しくありません。人生のなかで高校の3年間っていうのは人生で輝いていた瞬間トップ3に入るであろうかけがえのないものでしょう。その3年間が楽しくなかったらそんな人生クソです。
一生懸命部活に打ち込むことは非常にいいことで、長い人生でそれほど何かに打ち込むことができるのは部活くらいなものでしょう。そういう部活動はたとえ県大会に出られなかったとしても楽しいはず。楽しい部活は人生の財産です。大人になっても部員同士で飲みに行ったりして思い出話にも花が咲くことでしょう。

ケガをしても休めない部活はクソ

よく聞くのは『ケガをしていてもキャプテンだから休むわけにはいかない』とか『厳しい練習で常にケガとの戦いだった』みたいな部活のエピソード。たいていそういうのはつまらなかった部活として出てきます。
もう一度最初に戻って考えると、部活なら休むべきです。競技なら続けるべきです。
部活なのに休めないっていうのは指導者が勘違いしています。そういう部活はクソです。

シャツ入れて整列してる部活は…まあいいんじゃん?

シャツを入れてピシッと整列して先生の話を聞いている集団をみてあなたはどう思うでしょうか?
私はクソだと思いますが、あれは部活としてはいいのかもしれません。
社会に出ると挨拶すらまともにできない人がほとんどですので、大きい声で挨拶ができるだけでたいていの企業の1次面接は通過できます!!
そんなわけで、いわゆる『体育会系』は社会に出ると重宝されます。部活は『人間形成』のためのもので、ちゃんと挨拶をするとかプラプラしないで話を聞くとかっていうのは部活でしか教えてもらえませんので、そういう経験っていうのは大事です。
ただ、シャツ入れて整列して「ハイッ!!」て返事しても競技レベルはあがりませんので、競技でやっているならクソです。
脳筋と言われる集団ですが、以下の動画では脳筋のほうが優れていることが示唆されています。

全身が脳でお前より賢い…!?

 

楽しく部活で陸上をやるためにはどうすればいい?

楽しくない部活はクソですが、部活でしか競技ができないのが現状です。
競技なら部活が楽しくなくてもしかたがないのか?
そんなわけなかろう!!
陸上競技は部活だろうが競技だろうが楽しいはずだ!!

主体的に陸上に取り組もう!!

まずは陸上競技への向き合い方を今一度考えなおしましょう。
顧問の先生に言われたメニューを頑張ってこなしてそれなりの競技力がついた選手でも、楽しくないのであれば一度立ち止まって陸上への取り組み方を考え直してみるとイイと思います。『やらされている』限り、楽しくなることはありません。
陸上に限ったことではありませんが、『やらされている』ものはよほど自分に合ったものでなければ楽しくありません。主体的に陸上に取り組むことが大切で、自分で考えて競技をしていれば陸上の面白さが見えてくると思います。
陸上をやっている人の多くは『足が速いからやっている』と思います。足が速いからなんとなく中学で陸上部に入ってそのまま高校でも陸上部という人は非常に多い。そこに自分の意思はちゃんとありますか?
自己決定はどんなときでも可能です。先生や先輩がメニューを決めている楽しくないメニューを「やらなけれならない」と思っているなら大間違い。言いなりになっている限りその状況からは抜け出せませんが、一度思い切って意見を言ってみると案外スンナリ受け入れてくれると思います。自分の競技人生、自分で切り開いていきましょう。

陸上は個人競技で、自分で記録を伸ばせるのが楽しさのひとつ

陸上の楽しさっていうのはいろいろあると思いますが、特に陸上に限った楽しさのひとつが『自分でタイムを伸ばせる』ことでしょう。
陸上は個人競技で対戦相手のいない『クローズドスキル』と言われる外的要因に結果が左右されない(対戦相手がいない)種目です。同じようなものに水泳がありますね。
個人種目なので顧問がいようがいまいが、部員が100人だろうが3人だろうが大会の結果に影響はありません。また、対戦相手がいないので隣のレーンの人が全国大会入賞者であろうが、初レースの初心者であろうが自分の記録は変わりません。
先生や先輩がどんな人間であっても自分の競技には関係のないことです。自分の記録は自分のもの。楽しめなくなるような先生や先輩であれば無視しましょう。
記録が悪ければそれを自分で反省して次につなげることでまた記録が変わってくるが陸上の楽しさです。
ここを顧問の先生やほかの部員に依存してしまうと楽しくなるはずがありません。

失敗しても全然取り返しがつくから気にするな

部活を辞めたり陸上を辞めるともったいないとか、これまで頑張った時間無駄になると思ってしまうかもしれませんが、今日辞めても全然余裕です。なんとでもなります。っていうか、クライメイトのほとんどはあなたが陸上部だろうが水泳部だろうが知ったこっちゃありません。
投資の世界には『損切り』という言葉があるのですが、上がると思って買った株が大きく下がってしまったときに損はするけどさっさと売ってしまった方が傷が浅く済むという意味の言葉です。
また、『コンコルド効果』という言葉もあります。大きなお金をかけて開発したものが役に立たないと分かったときに、本当はプロジェクトを中止しちゃった方がいいのにもったいないからと思っていつまでもやめられないこと。コンコルドという音速旅客機の失敗によって生まれた言葉です。さっさと損切りすべきだったのに、辞めざるを得なくなった時には大損してしまっている状況のこと。
つまり、つまらないならさっさとやめて違う楽しいことをやった方がいい。バイトしてスノボに行ったりクラブで遊んだほうが楽しさで言えば上でしょう。陸上を続けたいなら部活じゃなくてもいいし、大人になったら部活なんて制度ありませんので部活にこだわる必要はないはず。

 

 

原因自分論で『つまらない』状況は変えられる

陸上に限りませんが、「つまらない」と思うのはなぜですか?
ここでは、『原因自分論』という考え方を紹介します。

原因自分論と原因他人論原因自分論というのは、今の状況は自分の決定や行動の結果そうなっていると考えるものです。反対の言葉は原因他人論
例えば、会社で利益が出なかったりクレームになった場合に、「社員がミスをしたから」とか「クレーマーにからまれた」という風に考えてしまうと問題が解決しなそうな気がしますよね。それが原因他人論。
これを「ミスをしやすいマニュアルを作ってしまった」とか「お客さんにたいして態度が横暴だった」と考えればなんか前向きに改善できそうな気がします。これが原因自分論。
原因他人論者はグチが多くてすぐ人のせいにするので一緒にいて楽しくありませんし、そんな人が部活を楽しめるはずがありません。
ここで注意は、悪いのは誰か?ではないということ。ですので、原因自分論だからといって自分が悪いと思ってプレッシャーを感じたり責任を感じる必要はありません。あくまで、今起こっている状況について分析して改善するための考え方です。

自分が本気でやっているならそれでいいはず

部活が楽しくなくなる理由に『部員と合わない』みたいなことがあります。
「自分はちゃんとやっているのに回りが不真面目」とか、「キャプテンだからちゃんとやらないといけないと思ってケガを押して練習している」といったっもの。合唱コンクールで女子が陥りがちなアレです。
部活としてはいい経験かもしれませんが、それで楽しくなくなっているのであれば考え方を変えましょう!!
周りの部員と自分の本気度が違うということは部活ではよくあることです。でもちょっと考えてください…
周りが何と言おうと自分が本気ならそれでよくない?
本気でやっていれば周りもそれを感じますのでヤンヤヤンヤ言われることもないでしょう。
楽しくやるけど本気でやる。それが大事。

自分の問題と他人の問題をごっちゃにしない

試合前日にほかの部員がカラオケに行っていっていたとしましょう。それを知ったあなたは怒るかもしれません。でもそれはあなたの問題ではなくて他人の問題。そこで出てくるのが原因自分論。
もしその大会であなたの記録が悪くなったとしたらそれは誰に原因があるのでしょうか?そりゃ、悪いのはカラオケに行った奴ですが、記録が悪くなった原因は『カラオケに行った部員に動揺した自分』です
この出来事を事件として悪い出来事としてとらえるか、部活のトンデモエピソードとしてとらえるかは自分の心持しだいです。
余談ですが…
本当か嘘か、大会のラウンドの合間にパチンコを打ちに行った某選手がその大会でなかなかいい記録で優勝したという話があります。それに目くじら立てて怒ったら誰も楽しくありませんが、笑って許せれば武勇伝や面白エピソードになります。

部活が楽しくないのは指導者が間違っているから

部活が楽しくないのはなぜですか?先生に怒られるからですか?
だとすれば、先生が間違っていますので部に籍だけ置かせてもらって全部自主練にしましょう。それは原因がどうこう以前にパワハラです。そんなのダメって言われたら教育委員会に言えば解決してくれます。
まず、怒られて速くなるならあなたはすでに全国クラスのはずです。『指導者』っていうのはその立場上、特に学生相手だと勘違いして上から目線で指導しがちですが、松岡修造みたいに大きな声を出しながらも選手を奮い立たせるのが良い指導者。
怒るのと激励するのは似て非なるものです。つらい時に松岡修造みたいにガンガン背中を押してくれるのが正しい先生。指導者が間違っていなければ、その瞬間には強い言葉で言うかもしれませんが『怒られている』とは感じない言い方のはずです
感情的になったり人格否定してくる先生はクソっていうか普通に犯罪なので録音して訴えましょう。

とはいえ、人生は支えあい

生きていれば嫌なことはいくらでもあります。先生が怖いとか嫌いっていう気持ちは否定しませんが、その先生はほぼボランティアで部活の顧問をやってくれていることを頭の片隅に置いておきましょう。ほかにも、大会の審判とか役員とかもみんなボランティアです
部活っていうのはたくさんの人の奉仕によって成り立っている特殊な環境で、あなたが部活で陸上をできているのはその環境を作ってくれた人がいるからなのです。
だからといってパワハラに耐える必要はありませんが、『毎朝学校の前のごみ拾いをさせられる』とか『先輩の使った道具も片付けさせられる』くらいのことなら耐えてもいいでしょう。今は嫌でも10年後の酒の席ではネタになります。

 

 

楽しく練習するための心持ち

楽しくないなら楽しくなるような心持ちで練習しましょう。同じことをやっても心持が違うだけで楽しくなるかもしれません。

辛い練習なんかやらなくても速くなれる

そもそも練習がつらいっていうのはなんのためでしょう?
速くなりたいからつらい練習に耐えるっていうのは正しいようで正しくありません。つらい練習はやった気にはなれますが、必ずしも効果的とは言えないからです。つらい練習を耐えてやるくらいであれば、それなりの練習を楽しくやったほうが練習効果は高いかもしれません。

タイムにはこだわらなくてもいい

練習でも試合でもタイムは適当でいいと思います。誰が何秒で走ったとか気にしても足は速くなりません。
まあ、試合でのタイムは大切ではあるのですが、12秒1だろうが12秒2だろうがどっちだっていいでしょう。私も大会に何十回もでましたが、記録を明確に覚えているのは3回分くらいです。練習のタイムなんて1個も覚えていません。
そもそも練習のタイムなんて手動だし雷管も適当なのでブレが大きすぎて当てになりません。タイムを取るなとは言いませんが、短距離ではタイムは参考にしかなりません。それにこだわって一喜一憂するのは無駄です。
また、人間の体っていうのはホルモンの波があるので同じ練習を同じコンディションでやってもタイムはバラついて当然。それをそろえようとすることに意味はありません。
300mくらいになればタイムを見ないとペースがつかめないのでタイムを取る意味はありますが、短距離なら『力感』だけでも十分です。

人より速くなろうとしなくていい

陸上はタイムで勝ち負けがハッキリしてしまう競技ですのでどうしても人と比べてしまいますが、同じ部活に同じレベルの人がいるなんてそんな都合のいいことはありません。『人との戦い』に勝つのはスポーツの楽しさではあるのですが、クローズドスキルの競技は『自分との戦い』に勝つことでも同じくらいの楽しさを感じることができます。
インターハイに出られる選手も、県大会を目指す選手も、それぞれが自分のステージで勝負しています。負けても楽しい。それが陸上。
とはいえ…初めて大会で優勝した時や大会で2冠したときの優越感はハンパないので頑張れる範囲で頑張りましょう。

オールアウトすると気持ちいい!!

楽しい練習については次回紹介しようと思いますが、ここでは一つ。
オールアウトすると気持ちいいぞ!!
これはもう脳内ホルモンの問題なので理屈じゃありません。頑張って出し切るとその時は苦しくて辛いけど、数分後には高揚感で気持ちよくなれます。
練習が楽しくないと思うなら、少ない本数で出し切るような200m×3とか、200+100みたいなメニューでオールアウトしてみると爽快感が得られるかも。

 

今回のまとめ

陸上に限ったことではなくスポーツは本来楽しいもので、競技であればつらいことに耐える必要もありますが部活であれば楽しくなければやる意味ありません。
部活はスポーツを通して人間形成をすることが目的なので、それが楽しくないのであれば別の部活に入った方がいいかも。陸上は趣味でもできますし、部活でやるメリットっていうのは実はあんまりありません。
ケガをしたら休むとか、自分の競技を自分でコントロールできるようにならなければ陸上の楽しさは半減します。自主的に陸上に取り組むことで初めて見えてくる陸上観っていうのは間違いなくあります。それができない部活はクソ。
顧問の先生が勘違いして上から目線で指導している場面をよく目にしますが、素人がド素人に教えているだけでそんなに威張れるものではないはず。とはいえ、先生はボランティアでやってくれているので邪険にすることもまた間違いです。
楽しくないならいったん陸上を辞めてしまっても取り返しはつきます。
今の状況を変えることは難しいですが、その状況の中でどう振舞うのかでも陸上が楽しく感じるようになるかも。そこで原因自分論を取り入れると目線が変わります。人の行動がどうであれ、自分は自分。マイナスな出来事も目線を変えれば楽しい思い出になるはずです。
練習自体が楽しくないのであればけっこう致命的ですが、次回は楽しいメニューについて紹介しますのでたぶん大丈夫。タイムにこだわらずに楽しく走りましょう。

 

 

 

 

 






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