陸上のスパイクピンにメーカーごとの違いはあるのか?

2026年6月16日スパイク,スパイクレビュー,スパイクピンいろいろ

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スパイクを買うとピンは付いてきます。
初心者用であれば土用のピンが、タータン専用スパイクであれば平行ピンが付いてくるとおもいます。このピンにメーカーごとの違いはあるのでしょうか?

結論から言えば、すべてのメーカーのピンに互換性がある!
ミズノとアシックスのピンは混ぜても使えます!!

平行ピンでも土用のピンでも、ミズノとアシックスであればごちゃ混ぜにして使えます。(ただし、土ピン・カラーピンはアタッチメントを使う必要あり!!)
10年前くらいまではミズノは独自規格の星型ピンだったため、ミズノのスパイクであればミズノのピンを使う必要がありました。今ではミズノとアシックスの両メーカーとも国際規格(?)の楕円型になっているため互換性があり、どちらのメーカーのピンだろうと関係なく使えます。

今回は、海外メーカーのニードルピンにメーカーごとの違いがあるのかを確認してみました。

ピンについては他にも記事がありますのでご参照ください。
【初心者向け】スパイクピンの基本
二段平行と一段平行を比較
ニードルピンっぽい平行ピン

 

 

 

陸上のスパイクピンいろいろ

まず、予備知識として陸上のスパイクピンについての基礎知識をザックリ。
ルール上は、9mm以下で11本以内ならなんでもオッケー。
かつてはニードルピンはルールで禁止されていましたが、今は解禁されています。

 

スパイクの数
3. 競技用靴の靴底および踵は、11本以内のスパイクを取りつけられる構造とする。11本以内であればスパイクは何本でもよい。
〔国内〕 靴底と踵には、スパイクの位置を変えることができるような装置は11カ所を超えてはならない。
スパイクの寸法
4. 競技用靴の靴底または踵から突出した部分のスパイクの長さは9㎜を超えてはならない。また走高跳およびやり投の場合は、12㎜を超えてはならない。スパイクは先端近くで、少なくとも長さの半分は4㎜四方の定規に適合するように作られていなければならない。トラックメーカーもしくは競技場管理者がより小さい寸法の上限を設けている場合は、これを適用する。

引用:陸上競技ルールブック2018 第 143条

ただし、大会によっては今でも昔の名残でニードルピンが禁止されていたり、競技場の規程で使用禁止になっている場合もあるので注意してください。

ピンは3種類

スパイクピンは3種類あります

  • 土ピン(アンツーカ用)
  • 平行ピン(オールウェザー用)
  • ニードルピン(オールウェザー用)

土で使う場合には土ピンを、競技場で使う場合には平行ピンかニードルピンを使ってく打差い。
見分け方としては、黒や金の色がついているものが土用ピンです。(たまに平行ピンでもアタッチメント用のカラーピンが稀にあります)

ピンの初心者向けの基本的な解説は別記事で…

 

土ピン(アンツーカ用)

初心者用スパイクに標準装着されているピンです。
ミズノは黒、アシックスは金色をしていて、アタッチメントと呼ばれるねじ山保護部品とセットで使うのでねじ山が長くなっています。
そのため、アタッチメントを付けずにピンを付けると、スパイクの裏を貫通して壊れます。
一見するとニードルピンのように見えますが、ねじ山が長いのでオールウェザー専用スパイクでは使用できませんので注意してください。

また、
土ピン(アンツーカピン)はミズノ/アシックスのの初心者向けの『兼用スパイク』でしか使用できません!!

土ピンは専用スパイクでの使用ができないので、付けられるのは実質的に「初心者向け兼用スパイク」だけです。
ミズノとアシックスの間で互換性がありますので、土地らのメーカーのピンを使っても大丈夫です。

平行ピン(シルバーピン)

競技場用のピンとして最もポピュラーなシルバーピン」です。先っぽが平たくなっているため「平行ピン」と呼ばれています。
ミズノ・アシックスの専用スパイクではこの平行ピンが標準装着されています。

形状は何種類かあって、

  • 二段平行
  • ツリー型(グリップタイプ/アシックス)
  • 円錐型(グリップタイプ/ミズノ)
  • 柱ピン(アシックス)

二段平行はミズノ・アシックスでほぼ同じ形をしていますが、グリップ型のピンは両社で形状が違っています。どちらがいいかは人による。

そして、
シルバーの平行ピンはどのメーカーでも互換性があります!!

ミズノ・アシックス間で互換性があるのはもちろん、ナイキやアディダスのスパイクに平行ピンを付けて使うことも出来ます!
どのメーカーでもねじ山が共通なので、サードパーティ製の軽量のチタン製やアルミ製のピンもメーカーを問わず使用できます。ただし、ナイキのエアモデルはショートタイプのねじ山なので使えません。

また、平行ピンでも黒などの色がついた「カラーピン」は、ねじ山が長くなったいてアタッチメントと併用します。(土ピンと同じ)
店舗ではカラーピンはほとんど売っていないのですが、ネットで買うときは注意してください。

ニードルピン

ナイキやアディダスなどの海外メーカーのスパイクを買うと「ニードルピン」が付いてきます。
ただ、なぜかナイキやアディダスから交換用のニードルピンは発売されていません…
そのため、ネットで中国っぽい謎のピンを買うことになります。

品質に不安はあるものの、ねじ山が適合していて尖っていて地面に刺さってさえくれれば実用上の問題はありません。

ってことで今回は、中華ピンを実際に買って比較してみました!↓↓

 

 

 

 

ニードルピンを比べてみる

比較対象はナイキアディダスニューバランスという大手海外3メーカーのピンと、amazonで買って中国から来たSONONIAとかいう謎のピン(今は売っていないようです)を加えた4種類。

結論から言えば…
ニードルピンはどれもほぼ同じで互換性あり!!
中華製もピン回しが合わないけど互換性はあって普通に使える!!

スパイクに付いてきたニードルピンと、アマゾンで当時24本500円くらいで買ったやつを比較してみました。
結論から言えば、ピンはどれも似たようなものでした!

大手のピン形状はたぶん同じ

まずはルックス。左からナイキNBアディダス中華

ナイキ、NB、アディダスは全く同じ形状に見えます。
ナイキとNBに関してはネジまわしも同じもので色違いのように思います。OEMかな?
NBはカラーピンとなっていて最初は黒かったのですが、これは黒い塗装がしてあるだけなので走ったら一発で剥がれてシルバーになりました。

中華ピンとも並べてみます。

見た目じゃあ全然わかりません!

ただ、よくみると中華ピンだけはネジまわしをはめる部分が微妙に太い
誤差のような違いですが、ここが太いせいでピン回しがうまくはまらないので回しにくかったです。

それでも

  • ネジ山はすべて5mm。
  • ネジ径もすべて5mm。
  • ピン長もすべて7mm。

ってことで寸法はすべてのメーカーが同じでした。
中華ピンだけくびれがちょっとだけ太いのと、アディダスだけ若干先っぽが丸い気がするものの、個体差といっていいくらいの差ですのでスパイクに着けたらもうわかりません。

互換性はあるのか?

結論からいえば
ニードルピンも全部のメーカーで互換性がある!!

ナイキNBアディダスの海外メーカー3社は互換性どころか同じピンなんじゃないだろうか?
中華ピンもくびれ部分に微妙な差があるものの、ネジ山自体には何の問題もないため互換性があります。

ってことは、
陸上スパイクのピンはメーカー関係なく全部互換性がある!
ってことです。

シルバーピン同士、ニードルピン同士ならごちゃごちゃにして使える。
ニードルピンについては見た目がほぼ同じなだけでなく、使用感も全く変わらない。っていうか大手メーカーのピンは全部同じメーカーからのOEMの可能性すらある。
つまり、シルバーピンならねじのピッチや径がどのメーカーのものであっても同じということです。もしかすると素材に違いがって削れやすいものと長持ちするものがあるのかもしれませんが、そんなことは履いてもわかりません。

ただし、中華ピンだけはピン回しが合わないかもしれないので注意が必要。
今回比較したピンはその後みたらもう売ってなくて、違う名前の似たようなピンが出回っています。中華品なので、その時何があるかはわかりません。
ちなみに、違う機会に買ったピンは普通にピン回しが入ったので、中華品でもいろいろあるようです。

いずれにしろ、中華ピンもペンチで回せば回るので実用上の問題はほとんどない
長期の使用はしていないのでピンごとの強度は比較出来ませんが、この形状であれば人の脚力程度であればそうそう折れるものではないと思うし、もし早く削れてしまうとしても、さっさと付け替えれば済む話でしょう。

中華ピンはネジザウルスとセットで使おう!!

ネジザウルスをご存じだろうか?
これだ↓

一見すると普通のペンチなのですが、ネジ山がつぶれたネジでも簡単に回せるというちょっと特殊なペンチ。

中華ピンは非常に安くてメーカー品の3分の1くらいの値段で買えるわけですが、正直信用できないところもある。
いつ折れても不思議はないし、ピン回しで回せないと外れなくなる可能性もあります。

そんなときは、ネジザウルス。
たいていの問題はネジザウルスさえあれば解決する。

一本あれば一生ねじには困りません。1000円ちょっとなので買って損なし。

ニードルピンを使いたいけどルール上平行ピンしか使えないと言う方にはニードルっぽい平行ピンもあります。こちらで紹介しています。


二段平行と一段平行についてはこちらで紹介しています。






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